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コンサルタントの条件

ブレない軸を自分の中に持つ

コンサルで成功している人は、いったい何が違うのか?

もちろん、コンサルタントというのは一種の人気商売であるから、それなりにカリスマ性、スター性が求められるのは事実である。

一方で、それだけではないというのも現実で、言い換えれば、カリスマ性やスター性というのはどのようにして磨かれていくのか?

誰でも最初からそのようなスキルと言うか、差別化要素を持っているとはいえない。

ならば、一生懸命に仕事をすることで、あるいは長い間キャリアを積むことで必ずカリスマ性が研ぎ澄まされるのか、と言われればそれはまた別の話である。

世の中には、カリスマ性やスター性がないコンサルの方が多いからである。これは、それらが差別化要因になっていることからもいえる。

ならば、世の中のコンサルタントが真面目に仕事をしないかと言わればそうではないし、多くのコンサルタントがすぐに仕事を辞めてしまってキャリアを積んでいないということでもない。

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コンサルタントの業務

研修講師として独立して稼ぐためには

当ブログは経営コンサルタントの情報を発信しているのですが、良く読まれている記事に「研修講師」に関することがあるようです。

研修講師として活躍したい人が多いということでしょうか。

経営コンサルタントで研修の講師をメインとして行っている人もいます。その理由は、企業から依頼されるからです。例えば、営業力を向上させたいというようなコンサルティングを行う中で、そもそも営業に関する知識が社員にない、あるいは社員間でのスキルにばらつきがあるような場合、研修を行ってくれというような依頼が入ることがあります。

そういった業務をこなすと、意外と研修講師という仕事はおいしい仕事であると、気づくことがあるわけです。

研修講師として稼ぐ

研修を1回行った場合、1日の報酬相場は10万~50万円程度です。

最近は下がってきているとは言われていますが、それでも最低10万円を切るということはありませんから、毎月10日間の稼働で月収が100万円ということになります。

この金額を高いと思うか、安いと思うかは人それぞれですが、生活をするという意味では問題のない水準でしょう。

また、研修講師は一度カリキュラム等を作ってしまえば、あとはそれを使って研修を行うだけですから、業務の負荷は低いと言えます。コンサルティングの場合には、企業の実情に合わせてその都度対応していきますが、研修の場合にはほとんどカスタマイズするような必要性はありません。

例えば、コンプライアンス研修のカリキュラムなんて1つ作れば、どの企業でも同じ内容で対応できます。事例などを組み替える必要はありますが、そんなのは修正の領域ですから、1度カリキュラムを作れば、実施するだけで良いという簡便性も、魅力のうちでしょう。

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コンサルタントの現実

地方(田舎)で中小企業診断士として活躍する方法

経営コンサルタントとして唯一の国家資格といわれる中小企業診断士。

もともとは中小企業の公的な支援団体職員(商工会議所や商工会)向けの資格とされ、試験制度が改正され内容も変わってきたことから大手企業の社員が受験層の中心になり、最近では、就職の武器とするべく学生が受験したり、コンサルタントとしての独立を夢見て中高年の受験者も増加している。

独立希望者の中には、東京などの大都市圏ではなく、自分の田舎・故郷に帰って開業したいと考えている人も多いはずである。

以前、中小企業診断士は地方では非常に貴重という記事を紹介した。

しかし、最近はかなり状況が変わりつつある。

簡単に言えば、中小企業診断士の資格があるだけではかなり厳しいというのが実態である。

要するに、公的機関からの仕事に期待してはならない、なくなったという前提で考える必要があるのだ。

公的機関からの業務委託減少に歯止めがかからない

地方では、中小企業診断士といえば、公的機関からの業務委託が相当数あった。

特に、年配の診断士しかいない地域や、そもそも診断士が全く存在しない地域では、まさに独占的な状況に置かれていた。

しかし、予算削減の中、公的な業務は削減傾向にある。

これは、以前にも紹介(公的機関の業務委託は減少傾向)しているが、さらに減りつつあるというのが問題である。

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コンサルタントの現実

経営コンサルタントを辞めて会社を起業する②

この記事は、前回の記事である経営コンサルタントを辞めて事業家として会社を起業する選択肢①の続きです。

経営コンサルタントが自ら起業する3パターン

前回紹介したのは、

1.自分でやった方が早い

ということで、クライアントがなかなか行動しないことに業を煮やして自分でやってしまう、というケースです。

今回は、残りの2つを見ていきます。

2.儲かりそうなビジネスモデルを見た(あるいは思い付いた)

経営コンサルタントは、さまざまな企業に入り込む。となれば、必然的に今の時代にどのようなビジネスが儲かっているのかということを知ることになる。

あるいは、それらを参考に、どのようにすればもっと儲かるのかということを自分なりにイメージすることができる。

しかし、それをクライアントに提案しても受け入れられるとは限らない。

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コンサルタントの現実

経営コンサルタントを辞めて事業家として会社を起業する選択肢①

コンサルタントだったら起業すれば100%成功するでしょ?

経営コンサルタントが、コンサルタントという業務(ビジネス形態)を辞めて、起業家に転身するケースは少なくない。

経営コンサルタントというのは、経営のプロフェッショナルということであれば、何も他人の土俵でフンドシをとるようなことをしなくても、自分で会社を作った方が儲かるという見方もできる。

では、なぜ経営コンサルタントは自分でビジネスを行わないのか?

その答えはいろいろだろう。

たとえば、自分の利益を優先するのではなく、人のために貢献したい、というものもあれば、自分の会社を作っても事業形態(ビジネスの種類)が限定されてしまうが、経営コンサルタントであればさまざまなビジネスに関与することができるということもある。

そして、自分で起業しようにも、ビジネスを立ち上げるだけの資金がない、という理由もあるかもしれない。

何らかのビジョンを持ちながら、経営コンサルタントを業として行っているわけであるから、その理由は人がとやかくいうものではない。

一方、経営コンサルタントを辞めて、自ら起業するパターンというのは主に3つのケースがあるように思える。

ちなみに、著名な経営コンサルタントというのは、必ずといってよいほど、自分が代表となるビジネスを持っている。表だって言わないから見えないだけであって、実際には裏側でビジネスを行っているというのが現実だ。いくら著名な経営コンサルタントであっても、毎日のようにコンサルティングを行うほどの依頼が殺到するということは現実的ではない。