経営コンサルタントには、ある程度の図々しさや図太さが必要だ。その典型的な例が、忙しいふりをすることだ。
普通に考えば、忙しい人ほど貴重な人財である。忙しい人ほど優秀である。忙しいほど、売れっ子である。これらは、人間の心理として疑う余地がない。つまり、「忙しい」というのは、経営コンサルタントにとって「武器」にもなり、それが「信頼」にもなっているのだ。
コンビニにが2つある。1つは、お客さんでごった返して店員が忙しそうに動き回っているお店。もう一つは、店内がガラガラで、お客さんはほとんどいないお店。
あなたならこの2つのお店のどちらに入店するだろうか?
ほとんどの場合、店内が混み合っているコンビニの方に入る可能性が高いといえる。そこには、ここなら大丈夫と言う安心感と、そして理由は定かではないものの何らかの信頼をそこには抱いているからだ。
普通に考えれば、どこのコンビ二でも販売している商品も値段もそれほど変わらない。しかし、混み合っているお店の方がなぜか魅力を感じてしまう。そして、わざわざ並んでまでも購入しようとする。
これは、コンビニに限らず、ラーメン店など全て共通のことである。もちろん、経営コンサルタントでも同じことだ。